「あいち農福連携マルシェ2025」へ出店

2025/12/12 お知らせ アクアテック

2025年12月7日(日)、名古屋市の Hisaya-odori Park テレビトーヒロバ(テレビ塔下/久屋大通公園)で開催された「あいち農福連携マルシェ2025」に出店しました。

※弊社は、2023年からアクアポニックス事業として「つなぐファーム」を運営しており、この事業は魚の養殖(Aquaculture)と水耕栽培(Hydroponics)を組み合わせた循環型農業で、環境負荷が低く生産効率も高いため、持続可能な食料生産として注目されています。

今回の出店では、地域の皆さまと直接触れ合う貴重な機会となり、多くの方が足を止めてくださったほか、「農福連携」という取り組みに関心を寄せてくださる様子を拝見することが出来て、とても有意義な一日になりました。

会場にはさまざまなブースが並び、それぞれが趣向を凝らして野菜や加工品を出展しており、多様な背景を持つ生産者・支援者が一堂に会する場ならではのあたたかさと活気が広がっていました。

 

アクアポニックスが支える農福連携の取り組み

私たちがアクアポニックスに取り組む理由の一つは、作業工程を細かく分けやすく、一人ひとりの特性や体力に応じた役割をつくりやすい農業であることです。天候の影響を受けにくく、年間を通して安定した作業環境を整えられるため、障がいのある方や高齢者の方も無理なく継続して関わることができ、農福連携との親和性が高いと考えています。

さらに限られたスペースでも野菜と魚を効率よく循環生産できるため、都市近郊や福祉施設と併設した場所への導入がしやすく、持続可能な雇用創出や地域資源の循環を生み出し、さらに、働く喜びや社会参画の実感、心身の安定をもたらす「アグリヒーリング」としての価値も、この取り組みの大きな魅力だと考えています。

また、魚と野菜が水を介して循環するアクアポニックスは、水資源を有効に活用し、環境負荷を抑えた持続可能な農業の一つです。人にも環境にもやさしいこの仕組みは、SDGsが目指す「誰一人取り残さない社会」や「資源の循環」にもつながっています。以上のことから農場のネーミングを「つなぐファーム」と名付けています。

今回のマルシェを通じて、アクアポニックスや農福連携の可能性を多くの方に知っていただく良い機会となりました。今後も地域とのつながりを大切にしながら、誰もが安心して参加できる持続可能な農業と農福連携の場づくりに取り組んでまいります。

ご来場いただいた皆さま、温かいお声がけをくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。